国際ボランティア・デーに熊本・水前寺で清掃活動を実施 ──“見えないごみ”に気づくまち歩きで地域への愛着と貢献意識を醸成
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「国際ボランティア・デー」にあわせ、熊本・水前寺で清掃活動を実施
地域の美観維持と、新たな“気づき”を生む社会貢献活動に約30名が参加
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BPO総合支援サービスを展開するCENTRIC株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:山田 亮、以下CENTRIC)は、国際連合が定める「国際ボランティア・デー(IVD)」にあわせ、2025年12月6日(土)に熊本市中央区水前寺エリアにて、地域の清掃活動に参加・実施したことをご報告いたします。
国の名勝・史跡に指定され、観光地としても知られる水前寺成趣園(水前寺公園)周辺を対象とした本活動には、当社熊本支店のメンバーを中心に、約30名が参加しました。地域の皆さまへの日頃の感謝と、地域社会への貢献の気持ちを「行動」に変える機会として実施したものです。

■実施概要
・活動名:国際ボランティア・デー 清掃ボランティア in 水前寺
・日 時:令和7年(2025年)12月6日(土)
・場 所:熊本市中央区水前寺(主に水前寺成趣園(水前寺公園)周辺)
・参加者:約30名(当社従業員および関係者)
・内 容:
- 水前寺成趣園周辺道路および歩道のごみ拾い
- 垣根まわりや側溝付近に落ちているごみの回収
- 活動前後のエリア状況の確認・記録(写真撮影)

■活動の背景:国際ボランティア・デーと、CENTRICの取り組み
「経済社会開発のための国際ボランティア・デー(International Volunteer Day:IVD)」は、1985年に国連総会によって定められた国際的な記念日です。ボランティア団体や個人が活動を推進し、各国政府や企業による支援を促進する日として位置付けられています。
CENTRICは、「心豊かな社会の実現」というミッションを掲げ、コンタクトセンター運営や各種BPOサービスを通じて企業活動を支援してきました。その延長線上で、「事業を通じた貢献」に加え、社員一人ひとりが地域に根ざしたボランティア活動に参加することも、心豊かな社会の実現に不可欠だと考え、本活動を企画・参加しました。
■活動内容と、見えてきた“目に見えないごみ”
当日は、観光客や地域住民の往来が多い水前寺成趣園(水前寺公園)周辺の道路・歩道・垣根付近などを中心に、1時間ほど清掃活動を行いました。
参加者からは、次のような声が上がりました。
・「ぱっと見たところ、ごみはほとんど落ちていないように感じたが、道路脇の垣根の中など、普段目に入らない場所には意外とごみが落ちていた」
・「普段、車で通り過ぎるだけの道を歩いてみると、『こんなお店があったんだ』『川はこんなにきれいなんだ』『魚もたくさんいるんだ』といった新しい発見があり、楽しく活動できた」
表面上はきれいに見える場所でも、少し目線を変えると見えてくる“隠れたごみ”。そうしたごみを拾いながら、参加者は地域の方々が日頃から丁寧にまちを整えていること、そして自分たちもその一員として環境を守る役割を担っていることを実感する機会となりました。
■成果・気づき:きれいなまちを「維持する」ことへの意識醸成
・熊本市民の日頃の清掃意識を再認識
- 「元々とてもきれいなまち」であることを実感しつつ、「その裏に日々の地道な清掃活動がある」と気づく場となりました。
・“見えないごみ”への注意喚起
- 道路わきの垣根の中など、普段あまり目を向けない場所にもごみが落ちていることを確認。目に見える変化をつくり出すと同時に、「見えにくい部分ほど意識してケアする必要がある」という気づきが生まれました。
・地域理解と愛着の向上
- 清掃しながら歩くことで、普段は通り過ぎていたお店や自然環境に目が向き、「この地域で働き・暮らす」ことへの愛着が高まるきっかけにもなりました。
■参加者コメント(一部抜粋)
・「普段車で通過するような場所で、あまり歩くことがないエリアでしたが、歩いてみると『こんなお店があるんだ』『川はこんなにきれいなんだ』『魚もいっぱいいるんだ』と新しい発見がたくさんありました。楽しく参加できて、本当に良い時間になりました。」
・「目に見えるごみが少ないエリアだったので、地域の方々が日頃からまちをきれいにしているのだと感じました。一方で、垣根のすき間などにはごみが溜まっていて、そこをきれいにできたことで達成感もあり、気持ちのよい活動になりました。」
■今後の展開
本活動は、国際ボランティア・デーに合わせた取り組みとして実施しましたが、参加者からは「また、イベントがあれば参加したい」といった声が多く寄せられました。
CENTRICでは、熊本をはじめとする各拠点において、地域の実情に合わせたボランティア活動を定期的に企画・実施していく予定です。今後も、事業活動を通じた価値提供のみならず、従業員一人ひとりが地域社会の一員として、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
■水前寺成趣園(水前寺公園)について
水前寺成趣園(水前寺公園)は、国の名勝・史跡に指定されている回遊式庭園です。江戸初期の寛永9年(1632年)、肥後細川家 初代熊本藩主・忠利公が御茶屋を建てたことが始まりで、その後、三代目・綱利公の時代に庭園として完成しました。中国の詩人・陶淵明の詩に由来して「成趣園」と名付けられています。
阿蘇の伏流水が静かに湧き出る園内には、能楽殿や大正元年(1912年)に京都御所内から移築された古今伝授の間などがあり、池を中心とした築山や松を眺めながら優雅な散策が楽しめます。3月下旬〜4月上旬頃には、散策路に沿って桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わうなど、熊本市を代表する観光スポットの一つです。